古民家ってなぜ冬あんなに寒いの?10℃あげるための断熱と耐震補強3つのポイント
「冬の古民家は、まるで冷蔵庫の中にいるみたいに足元から冷える」
そんな切実な悩みを抱えている方は、決して少なくありません。
昔の日本の家は、夏の蒸し暑さをいかにしのぐかを最優先に考えて作られていました。そのため風通しを良くするために壁が少なく、障子や襖などの隙間が多いのが特徴。
エアコンやヒーターをいくら強にしても、暖まった空気が天井や隙間から逃げてしまう。これが、古民家がとにかく寒い最大の理由であり、構造上の弱点とも言えます。
室内の温度を今より10℃あげるためには、まず家全体の熱を逃がさない工夫が必要。
1つ目のポイントは、床下と天井裏へ厚さ100mm以上の高性能な断熱材を敷き詰めること。
特に床下からの冷気は足元を直撃するため、根太の間に隙間なく断熱材をはめ込みます。これを行うだけで足元の冷え込みが和らぎ、室内の上下の温度差が劇的に縮まるでしょう。
2つ目のポイントは、最も熱が逃げやすい場所である「窓」の徹底的な強化。
実は、冬に室内の暖かさが逃げる原因の約52%が、窓や玄関などの開口部にあります。
昔ながらの単板ガラスとアルミサッシは、外の冷気をそのまま室内に伝えてしまう代物。これをペアガラスの樹脂サッシに交換するか、内窓を新設して二重窓に変えます。空気の層を作ることで外気をシャットアウトし、結露に悩まされることもなくなります。
3つ目のポイントは、断熱工事と同時に行う効率的な耐震補強。
建築基準法が変わる前の古民家は、現在の基準に比べるとどうしても壁の量が不足気味。そこで、断熱材を入れると同時に、耐震用の構造用合板をバランスよく配置していきます。
当社の耐震診断に基づき、基礎の補強から計画、工事までを一括で行うのが確実。
壁の強度を高めることで、10℃暖かい快適さと、大地震に耐える安心が同時に手に入ります。
最新の技術を詰め込めば、古い風情を残したまま現代最高クラスの住環境に変わるでしょう。
飛騨にお住まいの方はぜひご相談ください。